サックス・管の形状と音色

大小さまざまな楽器があるサクソフォーン。楽器はそのほとんどが相似な形状をしているのが特徴。 サクソフォーンは、その管がマウスピースからベルに向かって、太さが一定の割合で増していて、全体が円錐状となっている。 この構造により、整数倍の倍音を出すことができ、サクソフォーンは開管楽器に分類されると物理学的にいえる。

一方、クラリネットは、構造上サクソフォーンに一番近い楽器であるが、管の太さはほぼ一定、つまり円柱状であり、 偶数倍の倍音は出すことができないため、物理学的には閉管楽器に分類される。

サクソフォーンとクラリネット、両者の音色の違いは、この管の形状の異なりが大きな要因といえる。

開管楽器の奏法への応用例としては、アルティッシモ(フラジオレット)とオーバートーンが代表として挙げられる。 (ただし弦楽器のフラジオレットとは異なる原理となるので注意が必要)。

アンブシュア、口腔内、喉の開き、通常時とは違う運指をトータル的に変化させて、 通常時よりもリード振動を多くさせる事で倍音を発生させて、通常運指の音域以上の高音を出す事が可能となる奏法である。

1950年代後半から主にジャズ系の奏者がアドリブの中で多用する奏法であったが、 21世紀以降は演奏の幅を広げる方法としてクラシック奏者も利用していて、 この奏法による現代曲も数多く書かれている。

一般的にソプラニーノやソプラノは、ほとんど真っ直ぐの直管(ストレート)で、アルトからコントラバスまでは管が長いため、 管が何度か曲げられた曲管(カーブド)の形状をしているのが一般的で、その形状から管の折り返し部はU字管と称される。

カーブド・ソプラノと称される曲管のソプラノ、ストレート・アルト、テナーと称される直管のアルトやテナーもあるが生産本数は少ない。 管の直管・曲管は音色にも与える影響は大きい。

コンサートにおいて、カーブド・ソプラノやストレート・アルト、テナーは、視覚的効果や音色的効果を演出するために使用される場合が多い。

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